えんれいそう (延齢草) 

学名  Trillium apetalon 
日本名  エンレイソウ
科名(日本名)  シュロソウ科
  日本語別名  タチアオイ(立葵)
漢名  
科名(漢名)  
  漢語別名  
英名  
2006/05/04 桧原都民の森
2009/04/20 仙台市東北大学植物園 (自生)
2008/05/08 箱根湿生花園 2019/08/12 長野県富士見町入笠山
 エンレイソウ属 Trillium(延齡草 yánlíngcăo 屬)には、世界に45-50種がある。

  エンレイソウ T. apetalon 4倍体
  オオバナノエンレイソウ T. camtschatcense(T.kamtschaticum;白花延齡草・吉林延齡草)
        
 2倍体。『中国本草図録』Ⅵ/2944
  カワユエンレイソウ T. channellii
  T. govanianum (西藏延齡草)
 4倍体、ヒマラヤ産 『全國中草藥匯編 上』p.221
  T. grandiflorum
アメリカ中・東部原産
  シラオイエンレイソウ T.×hagae
オオバナノエンレイソウとシロバナエンレイソウの種間雑種、3倍体
  スイフンエンレイソウ T. komarovii(T.rhombifolium)
  コジマエンレイソウ T. smallii(T.amabile)
 6倍体、青森・北海道(渡島半島・胆振)・樺太(南部)産
    クロミノコジマエンレイソウ var. atropurpureocarpum
  タイワンエンレイソウ T. taiwanense
臺灣産
  ミヤマエンレイソウ T. tschonoskii 4倍体
     ムラサキエンレイソウ f. violaceum
     シロバナエンレイソウ
(ミヤマエンレイソウ) var. tschonoskii(延齡草
        頭頂一顆珠・地珠)
『雲南の植物Ⅰ』259
     エゾノミヤマエンレイソウ var. atrorubens
     var. himalaicum
ヒマラヤ産 
   
 シュロソウ科 Melanthiaceae(藜蘆 lílú 科) については、シュロソウ科を見よ。
 小野蘭山『本草綱目啓蒙』8 王孫の項に、「又一種延年サウト呼者アリ。一名ヤクトウシ ヤウラウサウ勢州 ヤウラウグサ同上 ホッポウキドクヱン キドクヱン タチアフヒ武州 クルメキナ越後 ミツバイチゴ同上 ミツバアフヒ ミツバニンジン ヱンレイサウ ヱレサウ花戸 ヱレグサ阿州」と、花は「三瓣、紫色或ハ緑色或ハ白色或ハ粉紅色、数品アリ」と。
 漢名を延齢草というものは、シロバナエンレイソウ T. tschonoskii。
 北海道・本州・四国・九州・千島・樺太に分布。
 埼玉では絶滅危惧Ⅱ類(VU)。
 熟した果実は甘く 食える。

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